用語解説集
第1章用

自動車名
VWタイプ1
言わずと知れたVWビートルの事。
VWタイプ2
タイプ1のシャシに1ボックスのボディーを乗っけた、通称「VWデリバリー・バン」。
ポルシェ356
フェリー・ポルシェが設計したVWタイプ1を元にしたポルシェ社最初の市販車。細かい手直しをしながら1948〜1965年という長い年月生産された。
VWカルマン・ギア
独カルマン社がタイプ1のシャシに流麗なボディーを乗せた車。スタイルが良く性能の割には安価で世界的にヒットした。タイプ3カルマン・ギアは商業的に失敗。
ポルシェ911
説明不要でしょう(^^)
ポルシェ912
高価になった911に対して、今までの356のポジションを埋める為に製作された、が、911と同じボディーを使用したため思ったよりコストは下がらなかった。実は軽いエンジンのため、911よりコーナーでは身軽だったとの話もある。
ポルシェ914
「フォルクスワーゲン・ポルシェ販売会社」の為に製作された、VWのパーツを使い、ポルシェが設計した車。3チャンネルでの販売で、ポルシェ社1のヒット商品となったが、ミッドシップから来る実用性の低さと、当時としては特異なスタイルから思ったよりも販売は伸びなかった。操縦性は素晴らしく、ポルシェ一族は当時、914のスペシャルバージョンをそれぞれパーソナルカーにしていたと言う。
VWパサート
先にアウディより発売された、アウディ80のシャシ・エンジンに、G・ジウジアーロのデザインしたハッチバックボディーを乗せた車。VWの近代車の先駆けとなる。
VWゴルフ
VWパサートを元に、タイプ1の後継車として開発された小型2BOXスタイルのミリオンセラー。デザインはパサートと同じジウジアーロだが、その後の小型車に大きな影響を与えたスタイルと言われている。


自動車名(当時の924のライバル)


フォード・カプリ
ドイツ・フォードが販売していた2ドアスペシャリティー・クーペ。流れるようなフォルムから、当時人気のあったマスタングの小型版の「ベビー・マスタング」のニックネームが付く。性能的には大した事は無かったが、素性が良く「スパ24時間レース」ではBMWとしのぎをけずっていた。『サーキットの狼』で土方年男の愛車で登場。


オペル・マンタ
オペルの販売していた2ドアスペシャリティー・クーペ。先の1900GTに比べて大人しい、どちらかといえば平凡なデザインで、カプリと同じく特に性能的には大した事はなかったが、こちらはラリーで粘り強くポイントを稼いでいた。そのため隠れたファンも多い。
トライアンフTR7
TR6まで続いたトラッドなブリティッシュスタイルから、一気にモダンに転じたトライアンフ。排気ガス対策で元気の無いエンジンを積んではいたが、小型軽量のボディーの運動性は秀逸だったと言われる、が、かなりアクの強いスタイルで、決して成功したとは言い難かった。
アルファロメオ・アルフェッタGTV
ジュリアシリーズを継いだ、当時のアルファのメイン。924と同じトランスアスクルを採用した事からよく比較対象になる。スパ24時間ではカプリ、BMWと共に参戦していた。この車の基本シャシが、後のツインスパーク75まで引き継がれることになるので、完成度は高かったと予想される。
ロータス・エスプリ
当時の2リッタークラスでは最もスポーツ性が高いと言われていた車。基本思想、設計は素晴らしかったが、残念な事に当時のロータス関係社の仕事水準は低く、クウォリティは高いとは言えなかった。特にジウジアーロオリジナルの初期デザインの方がスタイルとしては良いと言われるが、この時期のは大変ひどいとの風評は残念である。

用語解説・人 [1]
会社名・用語 [1]
用語解説・車 [2]
↑上戀目次