用語解説集
第3章用

会社名・用語
バブル経済
1985年9月の「プラザ合意」で、アメリカ対日本・ヨーロッパの間に存在する経常収支の大幅なインバランスを是正するため、 各国が協調してドル相場を日本とヨーロッパの通貨に対して引き下げようという合意に達した。
以後、円高が進み日本は円高となり、内需拡大政策と安い海外製品の流入より、日本国内の景気が上がってきた。
さらに、1987年10月19日にブラックマンデー(ニューヨーク株式市場の大暴落から始まった世界的な株価波乱)が起こり、 円高傾向がさらに強まったのである。
政府は円高対策として、公定歩合の引き下げを行ない、86年の5%から87年には2.5%まで下がった。
この結果、企業は好景気に輪をかけた。また、公定歩合が低いと、銀行が日銀に払う金利が減るので、銀行は次々と借りて企業に貸し付けをする。 このような状況になると、市場に出回るお金の量が増え、ますます景気が良くなるのである。
このような好景気が、海外に進出している日本企業を媒介として全世界に飛び火した状態が続いたが、 元々対した根拠の無い好景気だっただけに、はじけるのも早かった。
ヤッピー
Young Urban Professionalから引き出された造語、1980年代に流行した。
ヤッピーは30代を中心とした20代後半から40代前半で社会経済的に高水準を目指すライフスタイルを持つ人々だが、 特にある特定個人に対して使われた際には幾分軽蔑的な意味合いを持つ。
4WDシステム
4つの車輪を駆動して、路面により効率良く駆動力を伝える方式。
元々はラフロードで車輪が駆動力を失わないように、と、軍用に開発された方法だった。
GT・スポーツカーでは最初に採用したのはイギリスのジェンセン社だったが、成功例として最初に名前が上がるのは、 やはり「アウディ・クアトロ」だろう。
QV(クワトロ・ヴァルボーレ)
4ヴァルブの事。吸・排気にそれぞれ2本のヴァルブを使用する事で、 通常の2ヴァルブ(吸・排気各1本ずつ)に比べてポート面積を大きくする事が出来る事により、エンジン回転効率が飛躍的に高まる。
それによる出力アップも期待出来るが、部品点数が多くなる事で、メンテがしにくくなる欠点もある。

用語解説・人 [3]
用語解説・車 [3]
会社名・用語 [4]
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