2004年1月3日、東京都江東区東雲(しののめ)の
スーパーオートバックスでパワーチェックしました。
今回、環境補正係数が大甘になっています。
本来吸気の雰囲気温度を測るべき(バンパー内側だけど)なのに、どうもエンジンルームの熱気を計っているようです。
ほぼ同じ気圧で19度の時の係数は1.01ですが、今回51度では1.07です。かなりの差があります!
BOSCHでは湿度は環境補正係数に入っていないようです?
BOSCHのマニュアルは持っていないので、ぞださんが約15のサンプルデータからエクセルで回帰分析を試みたところ、R^2は0.9997となりました。
補正係数=温度x0.001680+気圧x-0.001001+1.980613
10℃当たりの上昇馬力:3.55 、 10hpa当たりの下降馬力:-2.11
温度の計測間違いによる補正馬力はかなりの違いになって現れてしまいます。
今回、なかむら練馬号の25℃ 993hPa 補正係数1.0288を基準に再補正した値も載せました。
今回、旧単位への変換が書いてないので計算式を書きます。
「出力kW*1.36」「トルクNm÷9.8」
Mandrake号−'88年944S
- カタログ出力:190PS/6000rpm
- 補正最高出力:178.2PS/6070rpm
- 再補正最高出力:171.0PS/6070rpm
- カタログトルク:23.5kg/m/4300rpm
- 最高トルク:22.3kg/m/4510rpm
- 環境補正係数:1.0717
- K&Nエアフィルター(純正交換タイプ)
- ウルトラプラグコード
- CHAMPION RACING 307 (プラチナ電極の超低抵抗プラグ)
- GHLマフラー (P-944MS4)
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なかむら練馬号−'91年944S2
- カタログ出力:211PS/5800rpm
- 補正最高出力:221.8PS/5580rpm
- カタログトルク:28.6kg/m/4000rpm
- 最高トルク:29.9kg/m/5120rpm
- 環境補正係数:1.0288
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けんつー号−'90年951
- カタログ出力:250PS/6000rpm
- 補正最高出力:261.9PS/5240rpm
- 再補正最高出力:256.3PS/5240rpm
- カタログトルク:35.6kg/m/4000rpm
- 最高トルク:37.8kg/m/4400rpm
- 環境補正係数:1.0516
- K&N純正交換タイプエアクリーナー
- インターメッツォマフラー
- ウルトラプラグコード
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いけさん号−'88年951
- カタログ出力:220PS/5800rpm
- 補正最高出力:181.0PS/5660rpm
- 再補正最高出力:177.5PS/5660rpm
- カタログトルク:33.6kg/m/3500rpm
- 最高トルク:25.4kg/m/4170rpm
- 環境補正係数:1.0493
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HIRO号−'87年951US
- パワーチェックで170HP台しか出なかったので工場で点検しました。
- ウェストゲート、その他問題ありませんでした。
- 原因はタービンでした。なんと何だか知らないけど削れちゃっているのです!
- リビルド品と交換してパワーが戻りました。
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