No.A35b
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ボディ | エンジン | ミッション | ||
924 | アウディ製 | アウディ製 | アウディ製 | アウディのネッカー工場で生産。 |
931 | アウディ製 | ポルシェ製 | ポルシェ製 | エンジンはほとんど別物でポルシェ社工場組み立て! |
944 | アウディ製 | ポルシェ製 | アウディ製 | エンジンだけがポルシェエンジンになった。 |
968 | ポルシェ製 | ポルシェ製 | ゲトラグ社製 | ようやく911と同じ自社生産に。 |
シリーズで唯一のポルシェエンジン+ポルシェミッション!
■念願のポルシェ924ターボS、早速エンジンを掛けるとボーーと低温が響きます!
低くセットされたハンドルはノンアシストでかなり重い。クラッチは日本車の様につなげるようです。
運転してみると1速が低く、5速がめちゃくちゃ高いギア比でした。そして、
ターボSはスピードを上げてゆくと突き上げのリズムが整ってきて乗り心地が良くなっていきました。
さすがはポルシェだ。
■私のターボSは年数が経っている上に走行9万Kmの中古車でしたので、色々部品が壊れ出しました。出先でオーバーヒートをして車の下に緑色の温泉を作ってしまったことがあります。
自走して帰るために室内のヒーターを全開にして水温を下げました。足首がやけどしそうでも我慢しました。熱でエンジンヘッドを歪ますとOHや面研するはめになるところでした。
古い国産車と同じようにサーモスタッドを抜いてみたら逆に冷却水がラジエターの方に回らなくなりダメでした。結局ディラーで修理すると、ラジエターキャップと電動ファンが壊れていました。
他にも、排気ガスが白煙で凄かったので(タービンがオイルでびちゃびちゃだった)、OHしてもらったり、
エキマニの隙間からエアを吸ってパンパンいったりしてました。
■日本仕様はリアスポイラーが無いので、解体屋から924Sのリアゲートごと購入して交換してリアスポ付きになり、お尻が引き締まりました。
リアゲート交換中(前後の路上に新旧リアゲート)の写真です。ヒンジのパッキンは予め買っておいた。
■現代の日本車から見ると古いヨーロッパ車は空調が一番古くさく感じます。エア吹き出し口は、足下とデフロスターがヒーターコントロールで、真ん中がクーラー専用、要するにエアコンで暖かい空気を出せないのです。
■カーステもそう、ラジオはダッシュボード上のスピーカー1箇所でカセットはリアシート脇の2箇所ととっても変です。
そこでオーディオ専門業者に持ち込んでドアにボードを作ってもらい6スピーカーにしました。
ヘッドユニットは自分で交換しましたが、電動アンテナは信号が違うのかスイッチを付けて手動操作をすることになりました。
写真のハンドルはノンオリジナル、純正は梯子型4本スポークです。低く垂直気味のハンドルがいいです。でも足に刺さります。
■センタースピーカーをはずしてブリッツのターボタイマーを組み込みました。
イグニッションは15番の黒色のコードです。ヒューズボックスはE2です。
944ターボの場合、タービンのベアリング部が水冷になっていてエンジン停止後は自動で電動ポンプによる冷却がされるのでターボタイマーは不要なんですが。
■924/931では新車時のヘッドランプが電球です!レンズは同じ構造なのですがハロゲンランプに交換する際はH4Eを使います。
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ル・マン24時間レースで完走した924カレラGTのホモロゲーションモデルは400台市販されました。
カレラGTはインタークーラー付きで210HP、市販車なので内装がちゃんとあります。
さらに、'81にはグループ4のGTSと、GTRが50台作られました。
GTSは245HPで、ラリーバージョンでは280HP、GTRでは375HPの出力を発揮しました。
カレラGTの外装パーツは937品番ではじまります。
右の写真は1994年にポルシェ・ミュージアムを見学したときに展示してあった924カレラGTRです(撮影禁止だったっけ?)。
その後、閉館になって松田コレクションのポルシェはフェラーリ美術館に、さらに2001年アメリカ人に買われたらしい。
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▼1980年 | FFファミリア登場 レパード新登場(友人のはフェンダーミラーワイパーが付いてた) |
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▼1981年 | ソアラ新登場、117の後継ピアッツァ新登場 スタンザFX/オースターJX/バイオレットリベルタがFF化エンジンはCA18E セリカはヒラメ化 スカイラインはポールニューマン化、しかしターボでもタイヤが185/70-SR14 ランサーEXのフロントには反転したTURBO文字が…でもやっぱりタイヤは185/70-HR13 |
▼1982年 | ナイト2000が登場。この名車についての日本のサイトもあります。 |
◆ネコパブ「心に残る名車の本シリーズ13(S55発行)」と、「自動車ガイドブック 1981-82」から
スカイライン ターボGT-ES | RX-7 SE-Limited | ソアラ 2800GT-E |
924 TURBO S | 911TURBO | |||
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145ps 195/70 14インチ | 130ps 185/70 -13 | 170ps 195/70 -14 |
115ps 185/70 -14 | 150ps 205/55 -16 | 180ps 185/70 205/60-15 | 231ps 215/60 -15 | 265ps 205/55 225/50-16 |
196万円 | 229万円 | 306万円 | 540万円 | 785万円 | 990万円 | 1180万円 | 1910万円 |
※ 昭和60年頃まで日本車はグロス値でエンジン単体出力を表示していました。現在のネット値より高めに表示されています。最下段にSI系換算表あり。
※ 国産車に50,55扁平タイヤが認可されるのは1988年4月のスタリオンかららしいです。
◆当時、3ナンバー車の購入はとても高い買い物でした。
1980年 | 1992年 | |||
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1501cc~2000cc | 2001cc~3000 | 1501cc~2000cc | 2001cc~2500 | |
自動車税 | 34,500- | 71,000- | 39,500- | 45,000- |
小型四輪 | 普通車 | 小型四輪 | 普通車 | |
物品税 | 17.5% | 30% | ||
新車登録数 | 約260万8千台 | 約7万2千台 | 約296万6千台 | 約71万4千台 |
これが2000ccで高出力を出す理由の一つです。「自動車ガイドブック」参照
他に「取得税」や「消費税」が有ります。
当時、カウンタックやフェラーリに比べれば現実的とはいえ、まだポルシェは特別な存在であった。
ますます厳しくなって行くであろう排ガス規制の中、80年代に向けて登場した新世代のポルシェ、924ターボ。
この時ターボSの新車を購入した方は、924より911に近い値段であっても納得のいく買い物だったのだろう。
他にこのクラスにはイタリア国内向け2000ccのフェラーリ 208GTS 155Ps,ロータスエスプリS2等がありました。
その後924ターボに対し三菱がスタリオン(82年)を出します。月日は流れて現在(98年)三菱はランエボで2000cc280psを出すに至ってます。
こんな「がちゃがちゃ(ガチャポン)」覚えていますか?
一番上の我が愛車だった931の写真の背後に「バロム・1」のがちゃがちゃの勇姿が!
ヒーローベンディングマシンと言うらしい(カプセルが出てくる)。
昔は色んなヒーローのがあったよね。画像は、昔、群馬県の某所に行った時のもの。
SI単位系 | 従来単位 | 換算率 | 換算値 | |
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動力 | KW | PS | 1KW=1.36PS | *0.735 |
モーメント | N・m | kgf・m | 1N・m=0.102kgf・m | *9.80 |