用語解説集
第4章用

自動車名
ポルシェ・ターボU
964の3.6リッターエンジンのターボチャージ化が遅れたため、 中継ぎの為に930ボディーの時の3.3リッターターボエンジンを搭載した物。
しかし多くの点でスペシャルな作りとなっており、決して「代用品」ではなく魅力的なモデルとして911のフラッグシップに君臨した。
ポルシェ・911ターボ・フラットノーズ
930時代にグループ5のメインであった「935ターボ」の面影を市販車に反映させたモデル。
330HPまでアップされたエンジンと、輝くほど豪華に飾られた内装を持っており、世界中の億万長者に愛された。
映画俳優のシルベスター・スタローンもかつて愛車にしていた。
ポルシェ・911ターボS
上に記した「フラットノーズ」に搭載されていたエンジンを、 1989年に5速ミッションを手に入れた930ボディーとスペシャル・チューンの足回りを合わせた物。
生産台数は大変少ないが、964ボディーの時にも少量の「ターボS」が生産された。
ポルシェ・カレラRS
マニアの間では伝説となっている「73カレラ」と違い、エンジンは10HP程度のアップだが、 軽量化と足回りにチューンを受けたカレラ2のスペシャル・バージョン。
260HPながらサーキットで大変速く、日本の多くのメーカーやチューナーを驚愕させた。
メルツェデス・ベンツ500E
(後に500Eと改名)

先代のメルツェデスのミディアムクラスと言われる「W124」ボディーに、Sクラスの5L、V8エンジンを搭載し、 ポルシェ社が開発した物。当然、足回り等もポルシェ特製チューンであった。
現在では中古車市場でプレミア付きで取引されているが、特に初期ロットのポルシェ社で生産されたモデルにその傾向は強い。
ポルシェ901
1963年に発表された、356の後継車である911のプロトタイプ。
真ん中に0の入る数字はプジョーが登録標章していたため使えなくなった話は有名。
現在では、特にナロー911の初期のショートホイールベースのシャシを「901」シャシと読んでいる。
ポルシェ・ターボ3.6
964ボディーのターボモデルで、 それまでの3.3エンジンから964カレラ4及び2の3.6リッターエンジンをベースにしたターボエンジンを搭載した物。
スタイルはほとんど変わらなかったが、内部は大幅にリファインされていた。
ポルシェカレラ4・30ジュビリー
カレラ4のターボルック(といっても、ボディーだけでなくシャシもターボと共用だった)に、特別塗装色や特別装備を施した物。
意外に知られていないが、ポルシェはこれらの特別仕様車が結構存在している。
ポルシェ・カレラRS3.8
先のカレラRSとは違い、ターボルックのボディーにNAながら300HPの3.8エンジンを搭載したスペシャルバージョン。
カレラRSというよりも、現在の感覚では、「911GT3」に近く、964ボディーのGT3仕様と考えたほうがしっくりくるモデル。
ポルシェ911カレラ2・スピードスター
先代の930ボディーでも好評だった、356時代のスパルタンさを彷彿とさせる2シーターオープンモデル。
フロントウインドウが、通常のカブリオレよりも低くされていて、身軽でレーシーな外観が特徴。
ポルシェ・ボクスター
日本のマツダ・ミアータの成功を見て、ポルシェが新しく開発したライトウエイト・スポーツ。生産型は大きく、 重くなってしまったが、ミッドシップからくる操縦性は秀逸で魅力の多いモデル。
現在ではよりパワーのある、「ボクスターS」も生産されている。
ポルシェ550スパイダー
ポルシェ初のレース専用スポーツカーで、それまでの356のリヤエンジンとは違い、 かの「フールマン・ユニット」をミッドシップにマウントした、当時としては大変斬新な車。
一般的には、ジェームズ・ディーンが死んだ時に運転していた車として名高い。
マツダ・ミアータ
(ユーノス・ロードスター)

バブル当時にマツダが開発した、往年のスプリジェットやスピットファイヤのような英車、 又はトヨタS800やホンダS600のような日本車を彷彿とさせる、気軽でいて楽しいライトウエイトスポーツ。
世界中で爆発的にヒットし、各自動車メーカーは揃って対策車を出した。

用語解説・人 [4]
会社名・用語 [4]
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